悩みタイトル

不意に訪れる痛みなど、職種や年代によってもさまざまなものがありますが、特に慢性的な背部の辛さ、重い荷物を持ち上げるなど急激に負荷がかかるタイミングで急性的な痛みを感じる方はいらっしゃいませんか?            

そのようなお悩みをお持ちの方は、ぎっくり背中かもしれません。      

ぎっくり背中に対する当院の考え

当院でのギックリ背中への考え方は、患者様のお仕事や症状に応じて様々な対応が必要だと考えております。                   
立ち仕事であれば、重心の位置による臀部、大腿部、下腿部の張り感や痛みが出ていないか、またそれが左右どちらに出ているか、その大小はあるのかないのか、そしてそういった症状がいったいいつから出ているのかまでしっかりと考える必要があります。                
デスクワークでも同様で、座っているときの姿勢や頚部、骨盤のの角度、それよりも下の大腿部や下腿部の角度などそれらを診る必要があります。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中を一度何かしらの原因で起こしてしまい、その状態を放置すると起きるのは、慢性的な背部の張りや痛み、そして何度も繰り返してしまうということです。            
一度起こしてしまえば筋肉には傷が付いてしまいます。まず起きるのは炎症期、炎症が起きれば血が集まり修復を行いますが、筋肉繊維にはアンバランスな状態が出来上がります。擦り傷や火傷と同じでかさぶたのようになってしまうのです。 
その部分は完全に治らなければずっと半分怪我の状態で過ごしてしまう為、また再び同じ部分を痛めてしまいます。

ぎっくり背中の軽減方法

軽減方法には順序があります。     
まず、なぜギックリ背中を起こしてしまったのか、原因の追及から始めます。      
次に元々に基礎疾患がないか、あった場合にどんな薬を使っているのか、特に側湾症を起こしてしまっている場合は背部に傍流の差ができているので注意が必要です。姿勢も素体の基礎状態に含まれます。              
原因や素体の原因がはっきりとしたら次は対処法です。炎症期にはRICEを用いて基本的には安静にしていただきますが、その後上記で挙げた原因を潰していきます。

施術を受けるとどう楽になるのか

急性期の状態に鍼施術やアイスパックを行い炎症期を乗り越えます。             
炎症が落ち着いたら、可動域を確認しある程度の範囲が取れるような可動域になれば、全身の骨格を根本的に整えさせる矯正施術もしくは猫背改善施術、筋膜ストレッチを行います。症状が多く出ている患者様にはそのまま鍼施術の継続をお勧めしております。    
矯正施術、猫背改善施術、筋膜ストレッチ、症状の大小で鍼やこれらを複数組み合わせることで骨格だけでなく筋肉を緩めることができ症状が軽減されます。

軽減するために必要な施術頻度は?

必要な施術頻度は引き起こしてしまった、いわゆる発生機序によって大きく変わってきます。それによって初期症状をどれくらい無くすことができるか、ある程度の期間が変わってきます。マイナスの期間が終わり、フラットな状態になればそこからプラスに持っていくのに通常の矯正施術の目安に変えることができます。根本的に変えようと思う場合は1〜2/wで行い、1年くらいを目安にします。