不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 最近眠りにつくまでに時間がかかり、眠れたとしても1時間や2時間ほどすると目が覚めてしまいます。長く寝ることができないので日中も眠くなることが多いため困っていますが、原因は何なのでしょうか?
A このような場合、原因は1つだけとは限りません。入眠障害や自律神経失調症だけでなく、最近では「ハイリー・センシティブ・パーソン」いわゆる「HSP」と呼ばれる方が存在することが分かっています。情報処理や共感能力の高さによって疲れやすくなってしまう方が一定数存在するため自律神経の乱れなどに繋がってしまいます。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 夜、ベッドに入るのが遅いわけでもないのに夜中に何度も目が覚めます。日中に頭がうまく働かずボーッとすることがあり仕事に集中できません。仕事に支障が出ないようにするには、自分でもできる対策としては何がありますか?
A 夜中に途中で目が覚めることは、中途覚醒と呼ばれています。人によっては一度目が覚めたらなかなか寝付けない方も多くいらっしゃいます。中途覚醒とは、不眠症の症状の一種で、どなたでも起こり得る症状です。
ご自身でできる対策として、二つご紹介させていただきます。
一つ目は正しい睡眠習慣を作ることです。
睡眠には、サーカディアンリズム(概日リズム)が大きく関わっています。起床時に日光を浴びることで体内時計は24時間に設定され、夜に眠くなり朝に目が覚めるというサイクルができます。中途覚醒する方は、朝に日光を浴びなかったり、昼過ぎに目が覚めてしまったりと正しい睡眠習慣ができていないことが多いのです。
就寝時間と起床時間を一定にし、起床時に日光を浴びることを心がけましょう。
二つ目は、就寝前に液晶画面を長時間見ないことです。テレビやパソコン、スマートフォンの発する光は脳の覚醒を促します。寝る一時間前には液晶画面を見ることはやめることを心がけましょう。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 寝たいのに寝られないことが多く、夜より昼間の方が寝られる感じがあります。また、夜に寝た感じがしなく朝起きても眠いままのため仕事に支障が出てしまいます。最近ではひどい時では頭痛まで出てしまう身体になってしまい、毎日が辛く、一日でも楽になるのであれば治したいのですが、軽減のための施術メニューはありますか?
A そのような症状は不眠症と言われています。
原因は一つとは限らず、例えばブルーライトを出す機器の見過ぎ、環境が一気に変わってのストレスなど様々な原因が考えられます。そのようなことが原因となり、自律神経が乱れ、睡眠の質下がって不眠症に繋がります。
息抜きができる趣味などを見つけることが大事ですが、当院でも自律神経を調節するメニューがございますので、お気軽にご相談ください!
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 普段仕事で1日10時間以上立ちっぱなしの状態が続いています。お昼休みが1時間程度ありますが、昼寝をする時間はありません。
いつも疲れているし、生理中は更に辛く、ダルさ等でストレスを感じています。また、生理中は薬なども内服していることからか、いつもに増して眠くなりますが、布団で横になると中々寝れなく、寝ても数時間で目が覚めての繰り返しで寝不足のような状態です。何か対策方はありますでしょうか?
A その状態を聞く限り、仕事や日常生活でのストレスなどで女性ホルモンのバランスが崩れることにより、自律神経が乱れてしまったことが原因で引き起こされる不眠症だと思われます。
ですので、自律神経や女性ホルモンを整えてあげる為に適度な運動をしたり、全身のストレッチをすると血流も良くなるのでおすすめです。
また、お風呂入る時にはシャワーだけではなく湯船にしっかり入るようにしてください。
当院でも鍼で自律神経の乱れを改善する施術がありますので、いつでも仰ってくださいね!
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 睡眠時間がその日によってまちまちでちゃんとした睡眠が取れていない自覚はあるのですが、一般的にいう「不眠症」と「睡眠不足」の違い、不眠となる原因、また、20歳を過ぎてから必要な1日の睡眠時間はどのくらいですか?
A まず、不眠となる原因からお伝えします。
眠れない理由は様々ですが、多くは睡眠と覚醒のバランスが崩れ、体を起こす「覚醒」の機能が「睡眠」を上回ることで不眠が起こるケースがあります。
不眠症と睡眠不足の違いは、不規則な生活や偏った睡眠習慣でその人にとって十分な睡眠が取れない状態を「睡眠不足」と判断されます。
・寝付けない /・途中で目が覚める /・目覚めが早すぎる
などのことが慢性的に起こり、日常生活に支障をきたす状態が3ヶ月以上続くと「不眠症」と診断されます。
また、20歳〜59歳は十分な睡眠時間は平均7〜7.5時間、60歳をすぎるとさらに短くなり、70歳をすぎると6時間を切ると言われています。