悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

野球肩・野球肘_イメージ1

痛みが引かない・再発する
投球制限や休養が必要になる
肘が曲げづらい・伸ばしづらい
手術が必要になるか不安
フォームやトレーニングの見直しが難しい

こうした悩みを解決するには、早期の診断・施術に加え、投球フォームの見直しやコンディショニングが重要です。

野球肩・野球肘について知っておくべきこと

野球肩・野球肘_イメージ2

野球肘について知っておくべきことをまとめました。

1.原因と種類
・内側型(上腕骨内側上顆炎):肘の内側に繰り返し負担がかかり、炎症が起こります。
・外側型(離断性骨軟骨炎):成長期に軟骨が損傷し、悪化すると骨が剥がれることもあります。
・後方型(肘頭骨端線離開など):肘の後ろに負担がかかり、骨や軟骨が損傷します。

2.早期発見・施術が大切
・初期段階で適切な処置を行えば回復しやすいですが、放置すると慢性化したり、手術が必要になることもあります。
・「痛みがあるのは普通」と思わず、違和感を感じたら早めに専門医を受診することが重要です。

3.投球フォームとオーバーユース(投げすぎ)の関係
・肘に負担のかかる投げ方をしていると、野球肘になりやすくなります。
・1日の投球数や登板間隔を適切に管理し、休息を取ることが予防につながります。

4.リハビリと予防トレーニングが重要
・痛みがあるときは無理に投げず、ストレッチや体幹トレーニングで肘に負担がかかりにくい体作りを行います。
・特に肩甲骨や股関節の柔軟性を高めることが、肘への負担軽減につながります。

5.チーム全体での理解が必要
・指導者や保護者が野球肘について正しく理解し、無理な投球をさせないことが大切です。
・早期発見・予防のために、定期的なメディカルチェックを受けることも有効です。

野球肘は「痛みが出たら休む」のではなく、「痛みが出る前に予防する」ことが重要です。

症状の現れ方は?

野球肩・野球肘_イメージ3

野球肘の症状の現れ方は、発症の仕方や進行度によって異なります。主なパターンを紹介します。

1.初期段階(違和感・軽い痛み)
・投球時や投球後に肘の内側・外側・後方に違和感を感じることがあります。
・軽い痛みがありますが、しばらくすると落ち着くことがあります。
・押すと痛みを感じることがありますが、日常生活には支障がありません。
・ストレッチやマッサージを行うと楽になることが多いです。

2.中期段階(痛みが増す・可動域制限)
・投球のたびに痛みが出るようになります。
・肘の曲げ伸ばしがしづらくなります(特に伸ばしにくい場合があります)。
・ボールを投げた後、しばらく痛みが続きます。
・休むと少し良くなりますが、投球を再開するとすぐに痛みが戻ることがあります。

3.進行期(強い痛み・投球困難)
・投球できないほどの強い痛みが出ることがあります。
・肘をしっかり曲げたり伸ばしたりできなくなります。
・ボールを握る・持つ動作でも痛みを感じることがあります。
・安静にしていても痛みが続くことがあります。

4.重症化(骨・軟骨の損傷)
・レントゲンやMRIで骨の剥離や軟骨の損傷が確認されます。
・手術が必要になるケースもあり、長期間のリハビリが必要です。
・関節内で音が鳴る、引っかかるような感じがすることがあります(ロッキング症状)。

【早めの対応が大切です!】
「違和感があるけれど投げられる」状態で無理をすると、重症化しやすくなります。少しでも異変を感じたら、すぐに専門医に相談することが重要です。

その他の原因は?

野球肩・野球肘_イメージ4

野球肘の主な原因は、肘への過度な負担と繰り返しのストレスです。以下のような要因が重なることで発症しやすくなります。

1.オーバーユース(投げすぎ)
・投球数が多すぎる(特に成長期の選手)
・休養が不十分で回復が追いつかない
・連投や短期間での投球過多(登板間隔が短い)
・球速を上げようとして無理に力を入れる

2.フォームの問題
・肘への負担が大きい投げ方をしている(肘が下がる、リリースが不安定など)
・体の開きが早い(上半身の回旋が速すぎる)
・下半身の使い方が不十分で、肘や肩に負担が集中する

3.身体の柔軟性・筋力不足
・肩や肘まわりの筋力が不足し、肘に負担がかかる
・肩甲骨や股関節の動きが悪いと、腕だけで投げるフォームになりやすい
・ストレッチ不足で関節の可動域が狭くなり、無理な力が加わる

4.成長期の影響
・骨や軟骨が未発達な成長期の選手は、負担に耐えられず損傷しやすい
・関節の成長に筋肉が追いつかないため、肘へのストレスが大きくなる

5.投球環境・ケア不足
・適切なウォームアップやクールダウンをしていない
・アイシングやストレッチを怠ると、疲労が蓄積しやすい
・適切な指導がないと、負担のかかる投げ方がクセになってしまう

【対策として重要なこと】
・投球数を管理する(休養をしっかりとる)
・正しいフォームを身につける(専門家にチェックしてもらう)
・肩・肘・体幹の筋力を強化する
・ストレッチやウォームアップを徹底する
・痛みや違和感があればすぐに対処する

原因を理解して肘への負担を減らすことが、予防につながります。

野球肩・野球肘を放置するとどうなる?

野球肩・野球肘_イメージ5

野球肘を放置すると、症状が悪化し、選手生命に影響を及ぼす可能性があります。主なリスクを紹介します。

1.痛みの慢性化
・休んでも痛みが取れず、日常生活でも肘を動かすだけで痛むことがあります。
・投球時だけでなく、ボールを握る・物を持つ動作でも痛みを感じることがあります。

2.可動域の制限(肘が曲がらない・伸びない)
・肘を完全に伸ばせなくなる(伸展制限)ことがあります。
・曲げようとしても途中で痛みが出る(屈曲制限)ことがあります。
・固まってしまうと、リハビリでも元の可動域に戻すのが難しくなります。

3.骨・軟骨の損傷が進行
・骨の変形や軟骨の剥離が起こることがあります(特に外側型の野球肘)。
・剥がれた骨片が関節内に残ると、ロッキング(引っかかる症状)が出ることがあります。
・重症化すると手術が必要になり、長期間のリハビリが必要です。

4.将来的に肘の機能障害を残す可能性
・野球を続けられなくなるだけでなく、日常生活でも肘の動きに制限が残ることがあります。
・変形性関節症になりやすく、大人になっても痛みが続くリスクがあります。

5.手術が必要になるケースも
・軽度のうちに適切な施術を受ければ回復しやすいですが、重症化すると手術が必要になることがあります。
・手術後もリハビリに時間がかかり、復帰まで1年以上かかることもあります。

早めの対処が大切です!
「少し痛いけど投げられるから大丈夫」と思って無理をすると、取り返しのつかない状態になることがあります。違和感を感じたら早めに専門医に相談し、適切な施術とリハビリを行うことが重要です。

当院の施術方法について

野球肩・野球肘_イメージ6

整骨院での野球肘に対する施術方法には、痛みの軽減・炎症の抑制・再発予防を目的としたアプローチがあります。

1.電気療法(物理療法)
・超音波療法:深部まで振動を与え、組織の回復を促進します。
・低周波療法:痛みの軽減や筋肉の緊張を和らげます。
・ハイボルテージ療法:炎症を抑え、回復力を高めます。

2.手技療法(マッサージ・ストレッチ)
・前腕や上腕の筋肉を緩めることで、肘への負担を軽減します。
・肩甲骨・体幹の動きを整え、肘に頼らない投球フォームをサポートします。
・関節可動域を広げるストレッチで肘の動きをスムーズにします。

3.筋膜リリース・トリガーポイント療法
・硬くなった筋膜や筋肉の深部をほぐし、痛みの軽減が期待できます。
・腕・肩・背中の筋緊張を和らげることで、肘への負担を軽減します。

4.テーピング・固定
・キネシオテーピングで負担を軽減しながら動かせるようにします。
・痛みが強い場合は包帯やサポーターで固定し、炎症を抑えます。

5.運動療法・リハビリ指導
・肩・肘・体幹の強化トレーニングで、肘への負担を軽くします。
・正しいフォーム指導で、再発しにくい投げ方を習得します。
・可動域を広げるエクササイズも取り入れます。

軽減していく上でのポイント

野球肩・野球肘_イメージ7

1.痛みがある間は無理に投げない
・「少し痛いけど投げられる」は避けましょう。悪化を防ぐためにしっかり休むことが大切です。
・痛みがなくなっても、すぐに全力投球せず、徐々に負荷を戻しましょう。

2.炎症を抑え、早期回復を促す
・アイシング(炎症が強い時)や温熱療法(慢性化した時)を使い分けましょう。
・整骨院での施術(電気療法・マッサージ・ストレッチ)を受けることが有効です。
・テーピングやサポーターを活用し、肘への負担を軽減しましょう。

3.肘に負担の少ない投球フォームを身につける
・肩や下半身をしっかり使うフォームを意識しましょう。
・肘が下がらないように注意し、肘への負担を減らします。
・専門家にフォームをチェックしてもらうと効果が期待できます。

4.肩・肘・体幹の筋力と柔軟性を高める
・肩甲骨の可動域を広げましょう(肩が硬いと肘に負担がかかります)。
・体幹トレーニングで全身を使った投球を意識します。
・前腕・上腕のストレッチと筋力強化で、肘周りの負担を減らします。

5.投球制限と休養を守る
・投球数や登板間隔を適切に管理し、無理な投げ込みを避けましょう。
・シーズンオフにはしっかり休み、年間を通して肘を酷使しないことが大切です。
・痛みがなくなっても、すぐに全力投球は避けましょう。

6.違和感があればすぐに対処する
・「痛みが出たらすぐに休む・施術を受ける」習慣をつけましょう。
・病院や整骨院で定期的にチェックを受けることが有効です(レントゲンやMRIを活用)。